kinocoさん
すごいものが発令されそうですね。
映画「シン・ゴジラ」でも、時の総理大臣が、「これは大変な布告だぞ!」「今ここで決めるのか!?」と出し渋っていたのを思い出しました。
総理も辛いお立場なのでしょう。
それにしても、不安ですね。
不安、ストレス、パニック・・・・まさに、今、心理職の専門性が試されているのではないでしょうか。
おっと、人の土俵だけ、言及するのはフェアではありませんね。
私の専門とする、「教育」業界はどうでしょうか。
教育の専門家たちは、その専門性を発揮されているでしょうか。
私は、この緊急事態時の「教育」の役割は、「いまここの希望」を与えることだと思います。
「勉強が遅れちゃうんじゃないか」とか「学校再開時にうまくやっていけるか」とかいう不安を、
「すごい!今これができたんだね!」
「おお!今のあなたの表情いいよ!」
という「いまここの希望」に変換する。
そのようなスタンスこそが、教育の専門家に今求められているのではないでしょうか。
特別支援教育のひとつのジャンルに「病弱教育」というものがあります。
病院内に併設されている「院内学級」。
長期にわたる入院を余儀なくされている子どもたちのための学級。
もしかしたら、明日がないかもしれない子どもたちのための学級。
ここの先生方は、まさに「希望」を与えるのが大きな仕事です。
日々、子どもたちの生死に向き合っているから。
子どもたちは、そんな先まで見通す能力は備わっていません。
「いまここの希望」を充実する生き物のようです。