幸せであればそれでいい

自分の幸せを見つけるためのエビデンスと模索の旅

敗北の味(masuken)

kinocoさん

今月は久しぶりの2回目投稿です。

月刊から少し脱却!

 

「食」kinocoさんの本質だったのですね。

薄々は、気付いていましたが・・・笑

 

 

さてさて、明日でこの世が終わるとしたら何を食べたいか?・・・・

 

 

私の答えは、

かつ丼」です。

 

 

私は、大人になってからも、よくよく風邪をひいていました。

 

だいたい春夏秋冬に1回ずつ、40度近くまで熱が上がる。

そのたびに、仕事に穴をあけ、数多くの人にご迷惑をおかけし・・・

(一番ひどかったのは、代わりに後輩に通知表を書いてもらったこと)

 

それだけ繰り返せば、だいたい

「もうすぐ風邪ひきそうだな」「あとちょっとで治りそうだな」というタイミングまでわかってきてしまうようになりました。

自称「風邪ひき名人」。

 

 

風邪をひいても、変わらなかったもの。

それは「食欲」です。

 

お粥? そんなのはノーサンキュー

40度の熱があっても、「かつ丼」です。

身体が欲しているのです。

ガッツリいってました。

 

でも、そんな時代も次第に陰りが・・・

 

30代も後半となり、ついに「かつ丼」を身体が受け付けなくなりました。

やっと、お粥のありがたみが・・・。

 

そのとき、私は「負けた!」と思いました。

 

そう、私にとって「かつ丼」は敗北の味。

挫折の味なのです。

 

明日でこの世が終わるとしたら何を食べたいか?

 

明日でこの世が終わるというシチュエーション。

きっと、呑気に食事できる心境ではないでしょう。

そんなとき「かつ丼」を平らげることができたら、

かつ丼」が勝利の味になるのではないかと期待します。

 

 

ところで、kinocoさんは、「思い出の味」といったら何を思い浮かべますか?