kinocoさん
一気に涼しくなってきましたね。
急いで衣替えしなきゃ、の休日です。
レアかマイノリティか。
これ、面白い問題ですね。
レアは「なんか、あいつすごい!」のニュアンスですよね。
心理学的にいえば「承認欲求」を満たす感じでしょうか。
だから言われても嫌な気がしない。
マイノリティは「なんかあいつ変!」のニュアンスでしょうか。
いわゆる「仲間外れ」ですよね。
だからなんとなくさみしくなる。
「レアかマイノリティか問題」を、ちょっと別な視点で見てみましょう。
音のイメージの視点です。
例えば、クルマは「C」音から始まるのが多いといいます。カローラとか、クラウンとか。
「S」音のクルマもありますね。スカイラインとかシビックとか。
「S」音だと、なんかシュッとしたイメージになりませんか。流線形というか。
そして、「R」音になると、上品さのイメージになります。レクサス、レガシーなど。
女の子の名前でも、例えば「りさ」「りか」「りほ」で、だいぶイメージが違いますよね。
「りさ」ちゃんは、上品かつ清楚なイメージ。
「りか」ちゃんは、上品かつ知的なイメージ。
「りほ」ちゃんだと、上品だけど、ちょっとほんわかイメージ。
音に着目すると・・・・
「り」の「R」音は上品さのイメージ。
それに「S」音が足された場合(り+さ)。「S」音は、シュッとした流線形な感じ。
「K」音が足された場合(り+か)。「K」音は知的さのイメージですね。
「H」音が足された場合(り+ほ)。「H」音は柔らかさ、温かさ。
「りさ」と「みさ」を比べても面白いです。
「りさ」ちゃんは都会のお姉さん風。
「みさ」ちゃんはちょっと母性を感じますよね。
音に着目すると・・・・
「S」音は、シュッとした流線形な感じ。
それを引き立たせるのが、上品な「R」音(りさ)か、母性的な「M」音(みさ)かで、イメージが変わります。
この音の効果の分析については、黒川伊保子の「怪獣はなぜガギグゲゴなのか」という名著があります。
私が、「感性」を教育ジャンルにも応用したいと思ったきっかけの書です。
「レア」と「マイノリティ」という言葉も、黒川先生流の音的な効果の分析すると、私たちの感性にどう届いたのかがわかりますね。
参考文献:黒川伊保子「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」 新潮社 2004年