kinocoさん
女性って、神秘的な存在ですね。
男性は、そういう感覚があまりわからないものです。
私なんかは、いつだって羊の皮をかぶった狼ですから(笑)
満月のシーン、新月のシーン。
「シーン」という言葉、好きです。
私は20年ほど前に、演劇の脚本家のまねごとをしていました。
当時はまだ「第1幕第3場」のような言い方が主流でしたが、
私は「シーン1」という表現が好きでした。
思えば、人生って、シーンの連続ですよね。
演劇みたいに
ドタバタ大変なシーンもあれば、
バトルシーンも、
ラブシーンも、
お色気シーンも、
「お色気」は古いか(笑)
舞台での「暗転」は嫌いです。
舞台の照明を全部消して、場面替えをする「暗転」。
「暗転」している舞台を観ると、「それ、暗転いらないじゃん」「センスないなあ」って思っていました。
だから、なるべく「暗転」しないで舞台転換できるように、どうしたら上手くシーンとシーンをつなげるかに、私の脚本はこだわっていました。
舞台芸術は、ひとりではできない芸術です。
照明、音響、道具、衣装、メイク、制作・・・いろいろな専門技術をもったスタッフがいて、舞台は成立します。
そして、シーンとシーンをつなぐときは、裏方スタッフが力を発揮するときです。
思えば、人生にも「暗転」はないですよね。
だって、人生のシーンは必ずつながっているから。
シーンは、人生。
舞台役者は、自分自身。
裏方スタッフは、自分を助けてくれる人たち。
人生を豊かにするには、シーンとシーンのつなぎ目に、いろいろな人の力を借りていくことが大事なのかもですね。
狼男だって、よく見たらシーンとシーンのつなぎ目に、誰かがメイクしてるのかもですよ(笑)